しゃべろぐ

雑談ブログ。ガジェット・カメラ関係多め

リオ五輪におけるSamsungのマーケティングを見て感じたあれこれ(IoT・VRなど)


リオ五輪が開幕してもう数日経ちました。

オリンピックは崇高な精神とは別に様々な国や企業の思惑が錯綜する祭典です。
特に開催国やスポンサー企業にとっては千載一遇な広告チャンスのため、あの手この手で宣伝をする様子が見られます。

そんな中、韓国のIT企業SAMSUNGがGalaxy S7 edgeを五輪選手に配布するというニュースを見ました。
そしてGear VRも体験できるスペースがあるとか。

世界のAndroidシェア率で20%超(2015年第4四半期時点)を誇るSAMSUNGが今後どのような方向へ進んでいくのかというのを勝手に推測します。

SAMSUNGとは


おそらく知らない人は殆どいないと思われますが、一応簡単に説明。

SAMSUNGとは韓国最大手の総合電子メーカーであり、昨今は電子部品だけに止まらず家電やスマートフォン市場にも大きなシャアを獲得しています。

日本でもディスプレイやSSD関係でシェアを伸ばしており、家電量販店に行けばほぼ間違いなく製品が置いてあるでしょう。

Galaxyシリーズはカメラ性能が非常に高いですが、SAMSUNG自体が一眼レフも開発しているので、その技術を上手く流用しているんでしょう。
日本ではSAMSUNGが一眼レフ発売してることを知っている人は多くないと思いますが、海外ではそこそこ使用者がいるようです。

SAMSUNGは今やあらゆる事業を行う大手企業なわけですが、フットワークの軽さは日本企業より高い印象です。
なんとなく昔の攻めてる時のSONYみたいなイメージ。

日本におけるSAMSUNGの立ち位置

AndroidSAMSUNGの歩み


日本では特にスマートフォンで馴染みがあるでしょう。
というか、もしかしたスマートフォンしか開発してないと思っている人もいるのではないかという。

日本で一番最初にAndroid端末が発売されたのは2009年7月10日。
記念すべき端末はあのHT-03Aです。

私も購入したので今でも覚えていますが、なにぶんスペックが低くてroot取得&オーバークロックが前提となるレベルでした。

なので当初は本当にギークしか買ってなかったですね。
まわりはガラケーばかりでしたし。
スマートフォンiPhone一強という感じでした。

そこからしばらくして各キャリアが突然Androidに力を入れ始めます。

そんな時に発売されたがGalaxy Sです。

Galaxy SⅡは当時としてはスペックが高く「iPhoneみたいにサクサク動く」など評価が高かったため、結構な人がGalaxy SⅡ買ったと思います。
ようやくAndroidが普通に使えるレベルまで持っていったという感じでした。

そこからSAMSUNGはウハウハ状態になり、日本でもAndroidのシェア率は高かったと思います。

SAMSUNGパワーに陰りが

スマートフォンだけではなく、ディスプレイ、精密機器等でも成長し続けてたSAMSUNG
おそらく笑いが止まらないほどの成長をしていたと思うのですが、日本と韓国の関係が険悪になると一気にユーザーが離れます。

つい最近ではSAMSUNGという社名ロゴを入れずにGalaxyというブランドロゴのみ機体に載せるという始末。

Galaxyは常にその時々の最高スペックを発売してくるので、製品自体は良いのですが、「韓国製品だから」っていう理由で買わない人も出てきているので、日本では特に好まれてないですね。

最近はちょっとそういう雰囲気無くなったんですかね。

ガジェット好き界隈ではわりと「○○製だから〜」みたいなのはしないで、単純にその製品が良いか悪いかで判断する人が多い気がするので。

SAMSUNGが見据えるスマホの先

SAMSUNGは現在スマートフォン事業などが主要事業として進めていますが、最近の動向を見る限り既にスマートフォンの先の展開を見据えて動き始めていると感じます。

特に顕著なのがVR事業です。

SAMSUNGはGear VRというVRヘッドマウントを既に発売しており、今回のリオ五輪でも体験ブースを設けたり、アメリカではGear VRで五輪をVR配信したりなど、VRユーザーの囲い込みを行っています。

日本でもSONYPlayStation VRというヘッドマウントを発表してますが、これは主なコンテンツがゲームとなっているので、ゲームに興味がない一般層などに浸透するには現時点では難しそうです。

それに対して、Gear VRはスマートフォンをセッティングすればVRが体験できるので非常に手軽です。
コンテンツ自体はスマートフォンの配信を前提として作成すればいいので、どの企業でもコンテンツ制作が行いやすいと思います。

ちなみにOculusはPCゲームとの連携が強くなるのでおそらくR−18関係で強くなるでしょう。
この分野はPlayStation VRでは難しいですし、Gear VRではスマートフォンでの限界があるので、VRでエロを追求するにはOculusが必須となるでしょう。

このようにVR市場はいま探り探りやっている企業が多いので、SONYSAMSUNG、OculusのVRプラットフォーム争奪戦が現在行われている状態です。

リオ五輪で選手にGalaxy S7 edgeを配布しているとのことですが、これは間違いなくGear VRユーザーの取得に繋げるためでしょう。

今後のIT業界のトレンドはどうなるか

去年や今年はやたらVRと言われてますが、まだ黎明期なのでVRを積極的に体験しようとする人はごく一部だと思います。
私も最初にOculusを体験した時に、VRの凄さを周りに説明などしましたが、反応はイマイチだったので…
あれは体験しないとわからないですねえ。

直近の話でいうと、今年はVRよりもIoTの方がもっと生活に浸透するのではないかと思います。
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医療・介護関係では既に取り入れいる事例もありますし、例えば広告関係で言えば、人の目線を認識できるカメラを設置して、どの年齢・性別の人がどのくらい広告を見ているのかというのをリアルタイムで計測したりなどもできるかもしれませんから。(もしかしたら既にしているところもあるかも…)

AWSやAzureをはじめとしたクラウドサーバーも企業に普及し始めているので、今後はもっとリアルタイムで情報の行き来をするというのが激しくなると思います。
情報の即時性が高まるとIoTも効果がかなりあるはずです。

日本企業は立ち向かえるのか

上記ではSAMSUNGが先鋭的に事業展開をしているみたいな感じで記載しましたが、日本企業にとって脅威なのはSAMSUNGだけではなく、中国系IT企業もかなり脅威になっています。

数年前まではスマートフォンも中国の製品は「安かろう悪かろう」だったのが、ここ最近は日本企業に勝っているスペックでしかも安いという製品をバンバン発表しているので、もっと日本に展開をしてきたら、正直スマートフォン事業撤退する日本企業がもっと出てくる気がします。(SH○RPとか危ない)

中国国内は競争がかなり激化しているようなので、その中から勝ち上がってきた企業はとんでもなく成長率が高いのでしょう。
「他と同じことをしていても勝てない」という意識が強いため、面白い製品を作る意識が高いのかもしれません。

日本企業のものづくり関係のニュースは最近暗いものが多いです。
家電メーカーというと製造を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、日本が勝ち残るためにはコンテンツ・サービスの掌握にあると思います。

動画配信サービスはもう外資系にぶん取られてますからほどほどにして、今こそIoTとVRのプラットフォーム作成などに力を入れて取り組んでほしいなと思います。

単純に「良い家電製品を作りました!」と言っても少し経てば陳腐化しますし、そこで張り合っていては結局体力的に外国企業に負けてしまうと思います。

バイスの開発などは得意な所に任せて、それを活かしきるサービスやコンテンツで囲い込みをすれば、代わりになるサービスの台頭がない限り安泰ですから。

まとめ

なんだか脱線しまくった記事となりましたが、まとめると日本企業に頑張ってほしいな的な感じです(適当ですいません)

ただ、今回のリオ五輪SAMSUNGが行っている広告を見ると「ああ、これと同じことをできる日本企業っていないよな」という気持ちと「さすがSAMSUNGは攻める時一気に攻めるな」という感想が出ました。

日本企業って良いものは作るんですが、ビジネス的な駆け引きとかで損している気がしなくもないです。

企業幹部の代謝が悪いと行動力も下がるんですかねぇ。

大手企業こそ攻めてほしいですが、現状面白いことするのはベンチャー系がメインだったりしますし。

リスクヘッジしたいならクラウドファンディングとかもっと使えば良いのに。
面白ければ投資する人は結構いると思うので。