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2016年入間基地航空祭に行ってきた〜Panasonic 100-400の凄さとGX8の限界〜

今回はD800ではなくGX8で撮影に望んだわけですが、良くも悪くも改めてレンズやカメラの性能を確かめる良い機会でした。

レンタルした100-400mmのレンズレビューも含めて書きたいと思います。

Panasonic 100-400mmの凄さ

35mm換算で200−800mmをカバー

まずはコレでしょう。

とにかく200−800mmを一本のレンズで収めることができるのは本当に素晴らしいです。

500mmくらいまでだったらSIGMAから50−500mmとか出てますが、このレンズはそれをはるかに超える800mmまで撮影が可能です。

SIGMA 超望遠ズームレンズ APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM キヤノン用 フルサイズ対応 738549

SIGMA 超望遠ズームレンズ APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM キヤノン用 フルサイズ対応 738549

航空祭は撮影対象が非常に遠くにあるため、望遠側が200〜300mmくらいだと結構厳しいと思います。

800mmまで撮影可能となると、当然シャッターチャンスや写真のバリエーションも増えるので、良い写真が撮影できる可能性がグンと上がります。

おそらく航空祭のような速い動体撮影をする時は写真をトリミングすることも多いと思いますが、800mmまで望遠できるためトリミングしないで画素数を維持しつつダイナミックな写真を撮影することができました。


400mm F8 SS1/1000 ISO250

軽量さ

800mmまで撮影可能にも関わらず重さは1キロを切ります。

フルサイズやAPS−Cサイズではこのようなレンズは難しいのではないでしょうか。

超望遠レンズとなると、当然とてつもなく重いレンズになるため、撮影時間が長いと腕がプルプルしてきます。

航空祭は三脚は禁止ですし、手持ち撮影が前提となるので、できるだけ軽いレンズでないと航空祭9時〜15時の間撮影し続けるのは困難でしょう。

ちなみにSIGMAには300−800mmというレンズがあるんですが、これは重さが約6キロあります。

とてもじゃないですが手持ちなんて無理です。

手持ち撮影なんて刃牙のビスケット・オリバとかじゃないと無理です。

それを考えるとこのレンズの重さというのは驚異的な軽さと言えます。

航空祭の間ほとんどこのレンズでしたが腕の負担はほとんどありませんでした。

むしろショルダーバックをずっと右肩にかけていたので、そっちの方が体にダメージ与えてました。

手ぶれ補正

先ほど書いたように航空祭は基本的に三脚は禁止です。
今年は滑走路前はレジャーシートも禁止だったので、なかなか撮影環境が厳しくなってます。

その中で手持ち撮影をするためには、強力な手ぶれ補正が必要になってきます。

Panasonicの100−400mmはPanasonicレンズの中でも新しい部類に入りまして、手ぶれ機構はPower.O.I.Sが搭載されており手ブレ補正は結構強力。

そしてPanasonicのDual.I.Sに対応するボディならレンズだけでなくボディ内手ぶれ補正も一緒に働くため、さらに手ぶれ補正が強力になります。
GX8はこのDual.I.S対応ボディです。

panasonic.jp

手ぶれの大きさは焦点距離が望遠になればなるほどシビアにになるので、800mm相当でも手持ちで撮影できるというのは本当に手ぶれ補正が強力なんだなと実感しました。

ファインダーを覗いてフォーカスを合わせる時にピタッと止まるので不安なく手持ち撮影を行うことができました。

Panasonicは今年のフォトキナでさらに強力な手ぶれ補正機構を発表しましたから、さらにブレのない写真を撮ることができると期待してます。
ただ、自分が使いたいレンズがアップデートされるかどうかは不安がありますが…

AF速度

AF速度も速く、ピントの迷いなどは殆どありませんでした。

今回は対象物が速すぎるというのもあるので、私の腕の無さからピントを外してしまうということはありましたが、狙った位置でAFを合わせる時は不満0。

超望遠レンズというのはその性質から動体撮影で使われることが多いと思いますので、このレンズも漏れなくそのような環境でも快適に撮影できるチューニングをしているのでしょう。

LEICA印でもありますし、レンズの品質としては申し分ないです。

ちょっとここは…と感じた点

一番最初に100-400mmに触れたのは都内の家電量販店だったんですが、その時に若干「ズームリングが硬いな…」と感じてました。
その時は「まあ、個体差もあるかもしれないし」と思っていたんですが、今回レンタルをしたレンズも同じようにズームリングが硬かったので、おそらく100-400mmの特性だと思われます。

硬いかどうか個人差もあると思いますが、私が持っているレンズ達と比較しても硬いと思いますので、おそらく平均以上に硬いのだと思います。

ズームリングが硬いと今回のような速い動体撮影をする際に焦点距離を変える速度が若干遅くなり、被写体がフレームアウトしてしまったりすることもあるので、もう少し緩かったら嬉しいなという感想でした。

GX8の限界

ファインダーのブラックアウト

これはEVFの一眼を使わない人が理由に上げる筆頭かもしれません。

EVFは弱点としてシャッターを押した瞬間は完全にブラックアウトしてしまいます。
よって動体撮影をする際にファインダー覗いて連写しつつ被写体を追うというのが難しいのです。

OVFなら上記のような状況にはなりませんので動体撮影(特に野鳥など)をする人はOVFを採用している一眼を選ぶ傾向にあります。

とはいえ、EVFも進歩はしているので昔と比べてブラックアウトの時間はかなり減ったと思います。

私もGX8を使う中で特にブラックアウトの時間を意識したことはないので、通常の用途なら全く問題ないと断言できます。

ただ、今回はブルーインパルスなどのとてつもなく速い動体です。

ブラックアウトしつつも一緒に流し撮りのようにフレームを動かしたんですが、パラパラ漫画のようになってしまうためフレームインもやりにくく結果的に何も写っていない空を連射するということが頻繁にありました。

被写体が人や動物(犬・猫など)であれば問題なく撮影できるんですが、今回は相手が悪かったというかなんというか…

不安も抱きつつGX8ならなんとかなるかなと期待してましたがその幻想は儚く散ったわけであります。

これはEVFそのものの弱点なのでGX8だけが悪いわけじゃないですが、このレベルの動体撮影もそつなくこなしてくれるというレベルまではまだ到達してないという結果になってしまいました。

連続撮影記録のバッファ

GX8も結構頑張っているんですが、やはり一眼レフやPanasonicならGHシリーズと比べて少し心もとないかなという感じです。

ミラーレスカメラは構造上冷却機能が劣ってしまいがちということもあり連続撮影に関しては苦手な分野です。

JPEGならおそらくGX8でもストレスなく撮影できると思うんですが、私はRAW撮影オンリーのため通常よりもバッファの減り方が激しいです。

今回の航空祭でもたまにバッファが一杯になって撮影がストップすることがありましたが、正直思った以上に頑張ってました。

SDカードをもっと高速なタイプにすれば快適になるかもしれませんので、まだまだ改善する点はありそうです。

バッテリー

今回航空祭でバッテリーは2つ丸々使いました。

総ショット数は約2200枚程。

航空祭が終わった後にちょっと街歩きしながらスナップ撮ろうかと思ったんですが、バッテリーが点滅してすぐに召されました。

歩きながら良い被写体を見つけて撮影というスタイルであるならば、1日中撮影してても結構持つんですが、今回のようなヘビーな使い方だとバッテリー3つくらいは欲しいですね。

幸いバッテリーに関してはSIGMAから安価の互換バッテリーが販売されているので、それをもう一つ追加して備えるというのが吉だと感じました。

www.syabelog.site

今回の撮影を終えて

100-400mmというレンズの魅力を体感したわけですが、同時にGX8の限界点も見てしまったような気がします。

Panasonicは4Kフォトという機能があるので、そっちならブラックアウトすることはないのですが、素数が約800万画素となってしまうためちょっと使いどころが難しい。

航空祭が終わった後にPanasonicのボディとレンズ全部売り払ってD500買おうかな…」とか考えましたが、とりあえず今のところ保留です。

D500なら動体撮影は間違いないんですが、6Kフォトが使えるGH5のこともあるので買い換えるとすると早くてもGH5発売後かなという感じです。

でもGX8自体は気に入っているし、これがD500になったら今までのように気軽に撮影できるボディが無くなってしまうという…

お金があれば万事解決なんですが、いかんせん私は使ってるカメラを下取りにしつつ購入しないと厳しいため、あっち立てればこっち立たずという状況に陥りがちです。

費用面で考えるとD500にしてFマウントに統一した方がD800とレンズ共有ができるので、結果的に安いと思うんですが今回35mm換算200-800mmを手持ちで撮影したという体験がそれを足踏みさせています。
6Kフォトが使えるGX9とか発表されたらそっち買うんですけどねー。
まだまだそれは先の話でしょう。

2017年のCP+が待ち遠しいです。