しゃべろぐ

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パソコンが使えないのは進化の証

新入社員がパソコンを使えない


最近「新入社員がパソコンを使えない」という話題をよく聞きます。

具体的なソフトの操作方法ではなく、パソコンの基本的な操作すらままならないことがあるようです。

多くの記事は「最近の新入社員は常識がない」「今までどうやって生活してたんだ」との論調で書かれていることが多いです。

ただ、私はパソコンが使えないということはある意味進化しているのではないかと感じるわけです。

パソコンが必ず必要だった時代

パソコンとはツールです。
昨今では仕事をする上でほぼ必須といいほど利用されています。

しかし、数十年前まではPCはそれはそれは高価なものでしたので、今のように当たり前のようにあるツールではありませんでした。
ADSLが普及し始めた時あたりから個人でもPCを持つ人が多くなったのではないでしょうか。

その時代に社会人になったり、ネットに触れた世代からすると「パソコンでなければできない事」というのが無数にあるので、得意不得意関係なくパソコンはある程度使えるというのは不思議なことではありません。

タブレットの登場

タブレットの代名詞といえばiPad

iPadが登場した時は「こんなでかいスマホいらねーよw」みたいな感じの人が多いかったですが、いまやタブレットはスタンダードな存在になっています。

それまでもスマホで調べ物やネットブラウジングは可能でしたが、どうしても画面が小さいので長時間調べたり色々な項目を調べる場合はPCを使いがちでした。

そんな状況を打開してくれたのがタブレット

タブレットを購入した人のほとんどが「家でPCを全然起動しなくなった」と感想を言うと思います。

仕事ならまだしも、日常生活で使用するソフトなんて限られてますし「PCなんていらなかったんや!」と自分の生活を見直す人もいるのでは。

ツールは必要だから使う

パソコンとタブレットは形や用途が違うにせよ「ツール」ということには変わりありません。

ツールというのは生活や仕事に必要だから使うのであって、必要のないツールの知識や技術について無知というのは至極当然のことだと思います。

私が大学生の時代はレポートは当然パソコンで作成してましたし、体裁を整えるためにWordでの作成を必須としている科目も多くありました。

しかし、現在はスマホタブレットでもOfficeソフトは使えますし、教授もパソコンに拘らない人も多くいます。

www.syabelog.site

おそらく数年前までは「大学で初めてパソコンに触った」という人が多いかったと思うのですが、その大学生時代にパソコンを使う技術を求められなかった人はそのまま社会人になるのでパソコンの知識が皆無になります。

「いや、小学生とか中学生くらいからパソコン触ってるよ!」って人はギーク性質の人なのでどの時代においても「パソコンに詳しい人」と認定されるはずです。

今回の対象となっている人は「日常生活にパソコンの必要性がなく、レポートすらスマホで提出するある意味スマホヘビーユーザー」という感じです。
このような人は1日中スマホを触るヘビーユーザーですが、Androidのrootを取得しようとか、各キャリアのバンドを把握してるとか、そういうことはせず、単純にコミュニケーションツール、情報取得ツールとして使用していると思います。

ここに来てようやくタイトルの「パソコンが使えないのは進化の証」という部分について触れようと思うのですが、ここでの「進化」とは一個人が他の人類よりも優れているという意味合いではなく「パソコンを使わなくても多くのことができる社会になったこと」として捉えていただければと思います。

単純な知識や技術面での絶対量を考えればパソコンを使えない人はパソコンを使える人よりも劣っているというのは当然です。

ただ、その知識は必ずしも必要でない時代に突入しつつあるということです。

まだまだ仕事においてパソコンは必要最低限のツールですが、外回りが多い営業の方とかだったらiPadで十分仕事できると思います。
私も営業職時代は主にしていた業務はメールのチェックと返信・プレゼン資料の作成・スケジュール管理などが主だっていましたので今思えばタブレットでも仕事できる内容でした。
重いパソコンを持ち歩くのは本当に辛かったです。

例えばSoftBankはPCでの業務を殆ど廃止してiPadで業務を行えるように改革をしました。
専用の業務ソフトの開発するなどのコストはかかりますが、その程度のチューニングをすれば仕事はタブレットでもできるという時代になっているわけです。


※参考記事

「パソコンがないと仕事にならない」という発想は既に古いかもしれません。

新入社員がパソコンを使えないことを嘆くよりも、現在の業務フローが果たして本当に効率的なのかということを考えた方が建設的のような気がします。

考え方の変化

現在の10代20代の人は堅実で必要ないものは買わないとしている人が上の世代より多いと思います。

それは時代が時代なだけに物価が上がっているのに給料は少ないとか、貯蓄をしないと将来不安とか悲しい背景があるんですが…

スマホタブレットはどんどん進化していますし、その環境に更にパソコンも追加するというのは今の時代物好きな人なのかもしれません。

私も多分タブレットが触っている時間が一番長いです。

もっと進化してくれたらそのうち完全にノートPC廃止の方向に進んでもいいんですが、それはまだまだ難しそうですね…
私の場合だとなんやかんやでタブレットだとやりたい事できないし、作業効率もパソコン使った方が遥かに良いので。

いつの時代も同じ

どの時代も「今時の若者は…」と言われ続けているわけで、パソコンが使えないというのもそのきっかけの1つに過ぎません。

若い世代はむしろ「パソコンがないと業務の全くできないんですか?前時代的ですね」と煽るくらいの気持ちで良いと思います。
でも本当に言っちゃダメですよ。

結局上の世代の人たちは今までの自分たちの常識と現在の常識のギャップに驚愕しているわけで、時代に追いついていけてないということを自白しているようなものです。

良い大人というのはそのようなギャップに驚いたとしてもそれ自体を否定せず、新しい常識を自ら取り入れようとする人の事を指すと思います。

とはいえ、内定を取った後に仕事でパソコンを使うことがわかっているのであれば、卒業前までにちょっとくらいは勉強したら?と思わなくはないので、教育担当者達は個々の対応に頭を抱えていのではないかと同情する気持ちもあります。

今「今時の若者は…」と言われている人は数十年後に同じ事を自分が言う立場になると思います。
その時は今言われている時の気持ちを思い出して、優しく若者に接してあげてください。
「常識」と言うものは時代によって大きく変化するものなんですから。